2024年5月23日木曜日に「建築設計製図I」の6回目の授業が行われました。
先週に引き続き、今回は住吉の長屋の断面図を描く作業に取り組みました。
はじめに断面図の説明と住吉の長屋の説明が行われました。断面図は建物を垂直に切った時に、真横から見たものをいいます。建物や窓の高さなど、たくさんの特徴を読み解くことができます。断面図を描く時に難しいことの一つに階段を描くことがあります。講義では作図手順の説明がありました。階段を描く手順は(1)踏面の寸法を測って補助線を描き、一階の地面と二階の地面を補助線で結びます。(2)結んだ補助線からそれぞれ踏面を描きます。(3)最後に蹴上部分を描けば完成です。しっかり手順を覚えてれば早く正確な階段を描くことができます。
次に、先週と同じように作業手順を段階ごとに分けて、時間内に終わらせることを目標に作業に取り組みました。みんな平面図の時よりも手の進みが早く、迷いがなく描けているようでした。
授業の終わりに模型の課題についての連絡事項が伝えられました。模型はポスターカラーなどで、階段など、色が指定されているパーツについては必ず着色するように指示がありました。角材についての着色は任意ですが、取り組むと加点されるので、ぜひ取り組んでみましょう。
提出は6月6日です。この日からは各自で制作した模型を平面図などにおこすとういう課題なので、絶対に忘れずに提出しましょう。
先生方からもお話がありましたが、時間内に終わらせることは大事です。しかし、終わらせようとして図面が汚くなると点数も下がりもったいないことになります。図面は正確さが大事であり、文字や寸法なども大切な要素の一つです。一つも描き漏らさないようにしましょう。また、これからは何かわからないことがあれば、先輩やアークを活用し自分から行動することを心掛けていきましょう。今回は「まいにちスケッチ」の提出もありました。みなしっかりと取り組んでいましたが、まいにちスケッチの目的は実際のスケールを体験して知ることです。絵をきれいに描くことも大事ですが、実際に寸法を測ってスケッチに描くことも大事です。
SA:木本