2024年5月16日(木)「建築設計製図Ⅰ」の5回目の授業が行われました。
先週までは、線や記号、スケールの練習を行いました。今週から実際の建築物の建築図面を製図する練習が始まります。これまで学習した基礎的な図面の内容を使い、建築図面の作図知識を実践していきます。初めに、構造についての説明がありました。図面を作成していくにあたり、その建物がどのように建っているか想像しながら描くことも重要です。次に授業内課題である「住吉の長屋 1階平面図模写」の内容と説明がありました。
今回の課題では、安藤忠雄さんの代表作である住吉の長屋の1階平面図の作図です。今回の作図では、基準線→壁→窓(階段、壁)→文字(部屋名や寸法)の5段階を意識すると良いようです。作図の仕方はいろいろありますが、補助線をたくさん描くことが早く丁寧に描くコツです。
作業の手順を簡単に記しておきます。
(1)レイアウトを決め、補助線を描きます。(2)作図範囲の枠を太線の実線で描きます。(3)補助線で基準線の下書きをします。(4)細い一点鎖線で基準線を仕上げます。(5)細い実線で柱、壁の位置を決め、下書きをします。(6)太い実践で壁を仕上げます。(7)補助線で階段の下書きをします。(8)細い実践で階段を仕上げます。(9)細い実線で寸法線を引きます。(10)最後に寸法、方位、部屋名、図面名称等を描きます。
作業終了後、先生方から「立体ドリル」課題と模型作成手順の説明がありました。
模型の説明では、曲げ壁面、階段の作り方、角材のカットと組み立て方、色の付け方などの説明がありました。模型の土台は、そり防止のために両面に着色するように指示がありました。壁や階段などは部材を接着する前に着色すると模型がきれいに仕上がります。初めての模型作成のため想像以上に時間がかかると思います。そのため、自分でしっかりとスケジュール管理をし、提出に間に合うように作成してください。
次週の授業では、「立体ドリル」課題とまいにちスケッチの提出があります。また、授業内課題である「住吉の長屋 1階平面図模写」が終わらなかった学生は、それと共に次回の授業、13時までにいつもの場所に提出してください。
TA:石渡