すまいデザインスタジオ1

第5回 分析と展開①

2024/05/14

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担当:粕谷淳司、小形徹、三浦秀彦

 

すまいデザインスタジオ1、第5回目の授業です。本日は、「分析と展開」の1回目としてドローイングの作業を行いました。授業の最初に、三浦先生からドローイングに関するレクチャーと、前回まで行っていた「ちいさな空間」の制作の各グループの振り返りをしていただきました。

その後は個人の作業に入りました。一人ひとりが机や床、壁のスペースを広く使い、周りの友達の様子を常に覗える環境で作業を進めていきます。最初は何をしたらよいかわからず困っている様子が多く見受けられましたが、先生方からのアドバイスや友達との意見の交換を経て、次第にどの学生も手が動くようになっていました。

学生が用意してきたものは、「ちいさな空間」の制作で使用した素材から、空間の近くにあった葉っぱや石、墨汁や絵の具、クレヨンなどの画材が多くみられました。その他にも、色のついた飲み物を使用している人、色紙や包装紙、写真などを実際に貼り込んでいる人もいました。描く紙の種類や大きさもバリエーション豊富で面白かったです。

先生方から、ドローイングの作業においてそこからどう展開していくかが非常に重要であること、「ちいさな空間」の制作作業と同様に過程を写真におさめておくこと、と話がありました。描いた直後と乾いた後とではイメージが違うことが起きるかもしれないので、そのどちらの様子も記録できると良いと思います。また、描いたものの上に後から操作を加えてみたり、輪郭をとってみたり、一部を拡大し切り取ってみたりすることでも、新たな発見として展開していくことができるかもしれません。たくさん試してみましょう。時間が経つことで、見えるものやそこから考えることも変わってくるかもしれません。作品は全て捨てずにとっておきましょう。

授業の最後に、先生方がつくったドキュメンテーションやドローイングの説明をしていただきました。話の内容を踏まえて、自分達が制作したものをさらに発展させられると良いと思います。次回までの宿題として、コラージュの課題が出されました。撮った写真をただ貼るのではなく加工してみたり、写真以外のものも何でも貼り込んでみたりすることをおすすめします。独自の工夫とアイデアが詰まった作品がたくさん見られることを期待しています!

TA:荻尾明日海


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