ビルディングワークショップ

第3回 ワークショップ

2024/05/10

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 2024年4月27日(土)、ビルディング・ワークショップの3回目の授業が行われました。
 今回の授業では、先週のワークショップで行ったおおまかなグルーピングを継続し、それぞれのつくりたいモノのイメージを固めるワークショップを主に行いました。

 グループとしてのワークショップも2回目となった今回は、スタディの方法やイメージの共有方法にも差異が見られました。各自スケッチを描く時間を設けてからグループ内でプレゼンを行うことでイメージを共有していたり、実際に自分たちの身体を使って相手との適切な距離感や角度を探りながらつくるモノの最適なスケール感を探っていたり、配置する場所の写真の上からスケッチを重ねていたりと、つくるモノの解像度が上がってくるにつれて機能やスケール感の差異だけでなく、グループを構成する学生たちの個性も徐々に表れてきたように思います。

 先生方からは、全体的にイメージスケッチのレベルからステップアップして人間が使いやすい寸法や傾斜はどのような値なのかを意識しながらアウトプットすること、そのモノがキャンパス内に配置されたときにそれを見た人がどのような印象を受けるか、配置されることで周辺環境に生まれる効果といったことを常に思考すること、といったアドバイスがありました。

 来週からは、グルーピングを確定して使用材料の積算に向けてより具体的な案の検討を進めていきます。

 建築を学ぶ上で日々向き合うことになる設計課題のほとんどは個人作業であることから、グループとしての設計の進め方に戸惑いを感じている学生も見受けられますが、研究室プロジェクトや社会に出てからの建築業務においては複数人で作業を進行する能力が確実に求められます。
 グループごとにスタディ方法が異なるように設計の進め方の正解はないと思うので、この授業時間内ではなるべく手を動かし、積極的に自分のアイデアや気づいたことを相手に伝えることを意識してみましょう。

TA:飯濱


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