建築設計製図I

第3回 建築図面における「線」の習得

2024/05/16

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2024年4月25日(木)「建築設計製図Ⅰ」の第3回の授業が行われました。今回は「縮尺」を理解した作図課題です。

 初めにホームワーク課題の「建築の表現と縮尺」、授業内課題の「線の練習2」の説明、作図の際に使用する三角スケールの説明がありました。

今回の課題では1/2の縮尺で作図を行いました。縮尺1/2を表現するために、三角スケールの“1/200”の辺を使用するのですが、縮尺に対する三角スケールの使い方に戸惑っていた学生が多かったようです。課題を行う上で、各道具の正しい使い方、能率的な描き順、寸法のとり方、線の描きわけが作図のポイントです。

課題の「線の練習2」の手順として、1)用紙の内側に太線で枠を書きます。2)図面のバランスをみて、位置を決めます。3)三角スケールの1/200の辺を利用し、1/2の縮尺で作図していきます。4)中線の一点鎖線で基準線を描きます。5)通り符号と寸法を記入します。図面においての文字は直角、水平を意識して書きましょう。6)基準線をもとに線の種類を使い分け、それぞれ線を描いていきます。7)最後に課題名、学籍番号、氏名を記入します。

 縮尺について迷うことがあったときは、まずは配布されたホームワーク課題に書かれている説明や、教科書を参照すると良いと思います。

 

作業の途中で、先生方から前回課題の「線の練習」の講評がありました。補助線、基準線、実線と3種類の線種を学びましたが、ただ描くだけではなく、各線の役割を知ることで、よりメリハリのある図面が描けるでしょう。

最後に模型作成課題の説明と模型道具のレクチャーがありました。この模型は、6月6日から始まる「自作模型の作図」で使用するものです。初めての模型作成なので、とても難しくてうまくいかなかった経験があります。大切なのはきれいでなくても良いので自分で立体を立ち上げる経験をすることです。

本格的な制作に先立って、小さなサイコロ状の模型の作成課題が出ました。写真を載せましたので参照してください。模型材料は5mm×5mmの角材と3mmのスチレンボードでキューブ模型を作るというものです。模型を作るには30度カッター、直角定規、金属定規、カッティングマット(A3)等が必要です。

講義課題の「線の練習2」は、次回講義の開始前12:50~13:05の間に必ず提出して下さい。

また、前回講義課題の「線の練習」を提出する必要がある学生も授業開始前、12:50~13:05の間に提出して下さい。

提出時刻は厳守して下さい。

TA:石渡


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