ビルディングワークショップ

第2回 ワークショップ

2024/04/25

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2024年4月20日(土)、ビルディング・ワークショップの第2回目の授業が行われました。
まず、自分の中にあるイメージを具体化するスケッチを描いて壁一面に貼りだして似たようなイメージごとにグルーピングを行いつつ、短いプレゼンを行い全体で共有しました。さまざまなスケールで、機能もまったく異なるスケッチが壁一面に並び、中にはどのような素材でつくるか、どのような構造で成り立たせるかといった具体的な内容までイメージができている学生も見られました。

 先週行った授業の最後のスケッチに比べて解像度が高くなっており、全体的にこの一週間キャンパス内で過ごす中で気づいたことや、膨らんだイメージをうまくスケッチとしてアウトプットできているような印象を受けました。自分の中にあるイメージを相手に伝えるために言葉や絵を用いてアウトプットすることは、デザイナーとしてとても重要なことです。

 授業の後半では、グループごとにイメージの共有をしながらグループの方向性を定めていくワークショップを行いました。一人ではなく複数人での作業になることで、例年このタイミングでつまずく学生が多い印象ですが、比較的スムーズにグループごとイメージの共有が行えていました。
 その後、グループごとに現在考えていることをプレゼンし、全体で意見交換を行いました。先生方からの意見に対して自分たちの考えていることを踏まえた上で議論を行っている様子がとても印象的で、グループに分かれて最初のワークショップでしたが、とても良い議論が行えていたと思います。

 来週も同様にグループに分かれてワークショップ形式でデザインの検討を行います。自分たちの作りたいモノのイメージがある程度具体化・言語化出来ている本年度の学生たちですが、この段階においては、キャンパス内のどこをどのようにハッキングすると、どのような効果や影響が生まれるかといったような、モノをつくったその先について想像を膨らませてみると、モノのデザインを検討する上で重要な目的や手法がより明確になるのではないでしょうか。
来週は、キャンパス生活を送る中でこういう空間があったらいいな、という自由で豊かな発想を期待しています。

TA:飯濱


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