2024年4月16日(火)は、まちづくりデザインスタジオⅠの第2回目の授業が行われました。
初めに、それぞれがいいと思う表現方法の建築コンペ等のプレゼンボードを調べてきてもらい、発表・共有しました。今後自分がプレゼンボードをつくる際にどんな表現をしたいかイメージしてもらうのと同時に、人前で簡潔に自分の意見を発表する練習の時間です。
次に、非常勤講師の若林先生からレクチャーをしていただきました。若林先生の設計事務所で実際に行った、減築・新築・店舗移転・改修と段階的に遷移するプロセスを導入したプロジェクトである「新横浜食料品センター」や、かつて郵便局として活用された建物を利用者が様々なコトに挑戦しやすい”未知への窓口”として提供した「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-」などのお話と共に、“まち”をつくっていくために考えることは何か、“まちづくり”とはどういうものなのかを教わる貴重な時間になりました。2年生までの設計課題とは違う“まち”のことを考えた大きなスケールでの課題を、どんな視点から捉えて設計の提案をしていくのか考えることができたと思います。
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授業後半では、グループに分かれてエスキスをしました。エスキス1回目ということもあり、まだ敷地や具体的なプログラムを考えられていない人が多いですが、こんなものがつくりたい、こんな事を考えているというアウトプットは良くできていたように感じました。
来週は、各自が良いと思ったパースをネットから検索し、それを見本として同じ手法で1枚パースを描いてくるという宿題が出されました。2年生まではあまりパースを描く機会がなかった学生たちにとっては、良い練習の機会になると思います。
また、来週のエスキスに向けて若林先生から、なぜそれをつくりたいのか、つくることで誰にどう影響するのか、具体的な理由を考えながら進めようというお話がありました。Yap先生からは、授業全体のスケジュールを意識して課題を進めようというアドバイスがありました。
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次回も引き続きエスキスを行います。思うように手が動かない人、アイデアが出てこない人は実際に敷地を見に行き、たくさん写真を撮るとイメージが湧いてくるかもしれません。アイデアが浮かんできた人は、それをスケッチしたり模型に落とし込んだりして、自分の考えていることを細かく先生に伝えましょう。頑張ってください!
TA:髙田