ビルディングワークショップ

第1回 ガイダンス+レクチャー・ワークショップ

2024/04/15

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2024年4月13日(土)、ビルディング・ワークショップの第1回目の授業が行われました。

 この授業では“キャンパスハッキング”というテーマのもと、関東学院大学金沢八景キャンパスを対象に、「この場所にこういうモノがあったらいいな」、という現状のキャンパス空間に対する気づきから発想を膨らませて、何をつくるかを思考し、設計をして図面を作成して材料を決め、施工から解体という一連の建築生産のプロセスを実践的に体験します。

 まず初めに、授業担当の酒谷先生から授業概要の説明があり、その後、非常勤講師の田畠隆志先生と久山幸成先生から、ビルディング・ワークショップの過去の授業で学生が制作したモノたちの紹介に加え、自己紹介を兼ねて実際に行っている建築業務の具体的な内容や、それぞれの先生が手掛けられた事例を交えたレクチャーをしていただきました。

建築業界で長く活躍されている先生方が実際に仕事の中で考えられていることや、設計者ならではのマニアックな裏話を交えながらレクチャーは、ときに笑いもあり、とても楽しく勉強させていただきました。本授業と並行して行われる設計製図Ⅲでは住宅課題が始まるなど、デザイン思考が本格化する2年生たちにとってはとても良い刺激になったと思います。

 次に、先生方も交えて自分の好きな建築家や建築を紹介しながら自己紹介をしたのち、各々ハッキングできそうな場所や自分がつくりたいもののイメージしながら、大学キャンパス内を見て回ったうえで、それぞれ自分が作ってみたいものやこういうものが大学キャンパスにあったらよいのではないか、というイメージを簡単なスケッチとしてアウトプットし、各自プレゼンをして全体で共有をしました。
 学生のスケッチには、小さなスケールの操作から大規模な構造物、またハードだけでなくソフト面のアイデアもあったりとさまざまなハッキングの可能性がみられ、来週以降のスタディが楽しみな第一回の授業となりました。

次回の授業では、より具体的に各々のイメージを固め、つくるモノの方向性によって大まかにグルーピングを行います。

 普段よりも少し意識してアンテナを張って生活することで、キャンパス内の見え方が変化し、これまでのキャンパスライフでは見過ごしていた現状の課題や空間の活用の可能性に気付けるようになると思います。来週に向けて気づいたことはメモに取ってみたり、簡単なスケッチを描いてみたりと、頭の中に浮かんだイメージをアウトプットすることを心掛けてみましょう。

TA:飯濱


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