建築デザインスタジオ2

第9回 中間発表

2023/11/30

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2023年11月30日(木)「建築デザインスタジオ2」第9回目の授業が行われました。今週は中間発表を行いました。

学生たちは、プレゼンボードとスタディ模型でリサーチをもとに考えた提案を発表しました。

学生それぞれの思う公共施設のあり方が多様で個性に溢れた発表でした。しかし、まだ課題で求められている規模感がつかめておらず、課題の条件として与えられていた面積が足りていない人が多くいました。一度リサーチに立ち返り、似たような規模感の事例をトレースするなどして、プランや規模感を参考にすると良いと思います。

2名の作品を紹介します。

佐藤怜依那さん:「いつもの場所」というキーワードをもとに、防災センターや公園を図書館に組み込んだ提案です。大きい建築物を設計するとなると規模感のイメージがしづらいですが、佐藤さんは1500~2000m2という与えられた規模に対するイメージがよくできていました。

渡部壮介さん:擁壁で切り離された緑の土地を活用し、平地にアクティブな刺激を与え、人々の関わりを誘発する提案です。なかなか平面のプランニングまでたどり着いていない人が多い中、しっかりと考えられていました。

先生方からは、中間発表ということでまとめる方向にもっていってしまって、何が目的だったかを忘れてしまっている人が多い印象を受けた。中間ではもう少しルーズに考えて、自分の考えていることがどれだけ伝わるかや共感できるかということに焦点を当てて考えてみてほしい。また、図面から模型という流れにこだわりすぎず、いったん模型を作ってみるということも大切だと、模型からわかることもあるとコメントをいただきました。

次回は4回目のエスキスです。最終提出までエスキスも残りわずかとなりました。一日一日を大切に、時に息抜きをしながら作業を進めていきましょう。中間発表お疲れ様でした!

SA:原田


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