【担当】黒田泰介、兼弘彰、戸田啓太 TA:小嶋竜也
2023年12月05日(火)、まちづくりデザインスタジオ2の第10回目の授業が行われました。今回から幸保邸を「浦賀のまちづくり拠点」として再生するプログラムと設計内容をエスキスしていきます。
冒頭に黒田先生から12月3日(日)に藤沢市の「蔵まえギャラリー」で行われたイベント「歴史的建造物を子どもたちに伝える」が紹介されました。蔵まえギャラリーは1931(昭和6)年に建てられた榎本米殻店の母屋と蔵を使って、2006年にアートスペースとして開設されました。市民活動の事務局も担っている「アート」の発信拠点です。
当日は兼弘先生の講演も行われて、多くの市民や古建築に関心ある大学生たちが参加しました。米屋と蔵のコンビネーションは、幸保邸の再生を考える上で大いに参考になります。
母屋班と石蔵+立面班の2班がそれぞれ1/200の敷地模型を作ってきました。建物だけでは無く、山や湾、船などの表現が明確にされていて、幸保邸との関係性がとても分かりやすくなっています。先生方からは建物の高さや神社の屋根、方位の表現など多くの修正点が出されました。自分の提案を上手くプレゼンする材料の一つなので、しっかり修正しましょう。
その後は幸保邸の実測図面の確認をしました。平面図・立面図・断面図のすべての図面を先生方と学生が一緒に確認を行い、修正箇所を共有しました。少しずつですが着実に完成に近づいています。平面図の描き方例もmanabaに挙がっていますので、ぜひ参考にして完成させてください!
授業後半は、学生7人でまとめた3班に分けて、各々の班で再生プログラムのエスキスをしていきました。幸保邸を「浦賀のまちづくり拠点」として各々の学生がプログラムを考えていきます。「アートレジデンス」や多世代に向けた施設、レストラン等、多くの提案がありました。
来週は、コンセプトと平面図に断面図と配置図、模型を加えてエスキスをします。今回先生方から言われた実測図面と周辺模型の修正を行い、自分の提案をプレゼンできる準備をしていきましょう!
TA:小嶋