2023年11月09日(木)「住宅設計スタジオ」の第七週の授業が行われました。
今週は、先週の「コンセプト発表会」で先生方からいただいたアドバイスを踏まえて、改善した提案をもとに、基本設計段階の三回目のエスキスを行いました。
今週は基本設計段階の最終回エスキスになります。基本設計段階では、建物のボリューム、容積の計算、それとコンセプトの決定までは目指しています。コンセプトはまだ迷っている、改善する必要がある方には、ぜひ今週のエスキスの機会で、先生の意見も、友達の意見もたくさんもらって、進みましょう。
また、前回の講義であったアドバイスのように(前回ブログ参照)、大きい規模の建物を設計するとき、色々なスケールで設計を検討することが重要です。特に、今回の提案では、建物の設計だけではなく、緑、すなわち、建物と周辺環境も重要な部分です。皆さんの模型を見ると、周辺緑の具体量まで表現できた人が少ないようです。建物の形も重要ですが、建物を単なる存在をして考えるより、「建物」+「緑」にように、お互い影響を与えているので、設計するときには、繰り返すように、建物と緑を考えましょう。
来週からは、基本設計段階の次の細部設計の部分に入ります。エスキスの後、先生方からアドバイスがありました。まず、建物設計において、「かたち」はとても重要であるため、ちゃんと模型を作ってエスキスに臨んで下さい。複数のパターンの模型が出来たら、全部持ってエスキスすると良いと思います。
また、これからユニットの設計に入りますので、ユニットに関する設計手法の話がありました。ユニットの設計において、家の開き方、LDKの構成方、開放部の設置方、周辺とのコミュニケーションのいくつの方面から検討してください。現代社会の住宅は、ブロックされている現状とも言え、家族ごとで閉じている住宅をどのようにして開くのか考えることがこれからの新たま住まい方につながるのかもしれません。現在社会の住まい方を満足するだけではなく、いい展望を抱いて、新しい住まい方を検討しましょう。
また、大きい規模の建物を設計するときには、動線を設計することも重要です。敷地内に、全体の配置プラン、建物内部の具体的な配置プラン、各領域の間の動線、これらひとつひとつ設定する必要があります。
来週のエスキスに向けて、模型、平面図、面積設定など、今日よりも一段階アップされた提案を持参してください。
最近、インフルエンザが流行ってますので、体調管理に気をつけて、頑張って設計を進めて下さい。皆さんの面白い提案を期待しております。