すまいデザインスタジオ2

第6回 コンセプト発表会

2023/11/02

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担当:古賀、大島、津野  TA:程

 2023年11月02日(木)「住宅設計スタジオ」の第六週の授業が行われました。

 今週は設計の方向性を決定する「コンセプト発表会」が行われました。一人一人でA1サイズでここまでの考えをまとめボードと模型を使ってみんなの前でコンセプトの発表をしました。
 同じ集合住宅の設計提案にも、様々な視点の個性的な提案の発表がされました。コンセプト発表であるため、設計の詳細について深く考えるようには至っていないと思います。
先生たちの意見を踏まえて、柔軟な思考をもって自分の提案を改善しましょう。
 自分の提案をだけではなく、他の人の発表や先生からアドバイスも聞き逃さず、自分が使える部分、使いたい部分があったら、遠慮なく参考にしましょう!

 先生方からのアドバイスには次のようなものがありました。
 集合住宅内の住宅プランを設計する時には、家族内の使用空間であるため、家族内部の関係性だけを考えるのではなく、周辺の住戸、すなわち、家族と家族の間の関係性も考える必要があります。居室内部の空間も重要ですが、周辺の場所の世界観の設定も重要です。周辺環境によって、住み方も変わります。ぜひ色々なスケールで設計を考えましょう。実際に図面を書いたり、模型に入れたりして、室内プランを検討しましょう。
 建築の設計では、違うスケールで違う世界が見えます。設計も同様に、色々なスケールで考える必要があります。普段設計では、4つのスケールがよく使われています。1:500 町範囲、1:300~1:100 配置方法・全体プラン、1:50 室内プラン・動線、1:20~1:1 家具・階段・構造です。大きいスケールから小さいスケール、小さいスケールから大きいスケールといった行き来を、柔軟に繰り返すのです。
 これからには、細部設計の段階に入り、現段階より倍量の考えることがあり、忙しくなりますが、逃げないで進みましょう。みなさんの面白い提案を期待しております。また、授業中では、いつも先生方から色々な重要なアドバイスが出てくるので、ぜひメモを取る習慣を身に付けましょう。


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