まちづくりデザインスタジオ2

第9回 参考事例の見学会in谷中

2023/12/05

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【担当】黒田泰介、兼弘彰、戸田啓太 TA:小嶋竜也

2023年11月28日(火)、まちづくりデザインスタジオ2の第9回目の授業が行われました。今回は課題である古民家の「保存・再生・利活用」の参考事例見学会として、東京都台東区の谷中の街を散策しました。

JR日暮里駅から5分歩いた場所にある谷中銀座商店街の入口「夕焼けだんだん」に集合しました。現地では谷中のマップが配布され、黒田先生から見学コースが説明されました。
谷中は、昔ながらの生活感の風情を保っており、江戸時代からの寺院が多く残る寺町です。新旧の建物が入り混じって、保存・再生・利活用されながら「町の価値」が保たれ続けています。

谷中銀座商店街から細い路地を入った場所にある、古民家を改修したカフェ「TAYORI」を始めとして、1階にカフェとギャラリー、2階にレセプションがある「HAGISO」、その近くにある宿泊施設「hanare」、彫刻家の元住宅とアトリエを利活用した「朝倉彫塑館」、銭湯だった建物を利活用したアートギャラリー「SCAI THE BATHHOUSE」、明治期の出桁づくりの酒屋が一般公開されている「吉田屋酒店」等、数多くの事例を見ることができました。

先生から聞いた建物の説明だけではなく、周辺の状況もメモしたり、写真を撮っている学生も見受けられました。写真やメモは自分の視点で見た財宝です。ぜひこれからも積極的におこなっていってください!

最後は「上野桜木あたり」という、三件の古民家を改修した複合施設の前で解散となりました。今回は谷中の「保存・再生・利活用」した各事例を見学して、建物内部の作り方、周辺の状況、運営の状況など多くの事を体験できました。また近くに住んでいる住人や訪れた人達が実際どのように感じているという生の声も聞けたと思います。

来週は1回目のエスキスになります。各学生が自分の提案を担当の先生方と話し合い、設計案を決めていきます。谷中での体験を活かして、建物を建てるだけではなく、建てた後も含めて「まちづくりの提案」を考えてみてください!
また母屋班と石蔵+立面班の2つのグループがそれぞれ作ってきた敷地模型に、各学生が持ってきた模型を入れて周辺と一緒に考えていきます。「浦賀のまちづくり拠点」として、「再生・利活用」の提案を楽しみにしています。一緒に頑張りましょう!

TA:小嶋


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