【担当】黒田泰介、李祥準、中津秀之、日置和宣、大沼徹、古川達也、佐野友美、加藤隼輝、新明加奈子、中村円香、ヤップ・ミンウェイ TA:飯濱由樹、小嶋竜也
2023年11月16日(木)に建築設計製図Ⅱの第8回目の授業が行われました。今回から第2課題「野島公園のチャペル(礼拝堂)」が始まります。
初回の今日は、大学チャペルと想定敷地の見学会です。最初に礼拝堂前に集合して資料を受け取り、班ごとに礼拝堂の説明と見学を行いました。礼拝堂では宗教センターの瀬沼さんから、キリスト教信者が望むチャペルの空間についてお話しを伺いました。瀬沼さんからは「神聖さ」と「静謐」という、チャペルを考える上で2つの大事なキーワードをいただきました。
黒田先生からは建物の概略を説明していただきました。野内に入り、必要な要素を体験したと思います。工学部建築学科時代の先生方が設計された建物は、鉄筋コンクリートと木造のハイブリッド構造になっています。祭壇の下には洗礼槽があり、洗礼式を行うときに使います。また、十字架を模したステンドガラスや小さい丸の開口部によって礼拝堂内に美しい光を取り込むなど様々なデザインが考えられています。
チャペル見学の後、敷地を見に行きました。今回の敷地は関東学院大学室の木キャンパスの隣にある野島公園内にあります。現地では中津先生から見学の際に注目すべき点などのガイダンスを聞いた後、配布された敷地図を用いて、敷地の特徴や印象をメモしました。敷地の中央には高さ2mほどの丘があります。また公園の周辺には本大学を始めとして、交通量が多い道路、団地、土のグラウンド等、様々な要素があります。公園の中には遊具、展望台、木陰等があります。
これから進めていく設計課題のヒントとして、敷地内や周辺の要素を出来る限り多く集める事をお勧めします!
礼拝堂と敷地見学の後は製図室に戻り、黒田先生から課題内容について説明がありました。
来週から始まるエスキスに向けて、日本や海外の教会建築や、昨年の優秀作品の紹介をして頂きました。
課題説明の後は各班に分かれてミーティングです。第2課題では担当の先生が交代します。第1課題、第2課題あわせて4〜5名の違った先生方から教えていただけるようになっています。新しい担当の先生から、エスキスのポイントと授業の進め方、次回の宿題となる事例研究課題について説明してもらいました。今回行った敷地と礼拝堂の見学、そして事例研究等から自分が思い描くチャペルのイメージをスタディ模型として形にしてみましょう!
来週から、本格的に設計課題が始まります。一年生の皆さんにとって初めての設計になります。先生やTAが全力でサポートします!
ぜひ楽しんで、設計課題に取り組んでください!
TA:飯濱由樹、小嶋竜也