すまいデザインスタジオ2

第3回 敷地コンペ 敷地決定

2023/10/12

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担当:古賀、大島、津野  TA:程

 2023年10月12日(木)「住宅設計スタジオ」の第三週の授業が行われました。

 今回は、この課題に取り組むべき敷地を選定する「敷地コンペ」です。クラス全員が提案したものの中から選ばれます。
 今週では、先週発表した内容を踏また上で、各自選定した敷地または新しい検討する敷地についてより深いリサーチをした結果を盛ったA0サイズのプレゼンテーションボード
にまとめたもので発表会を行いました。先週を含めてこの二週間の調査で探し出した敷地
について、地図データを収集したり、敷地エリアの情報、見出した課題、自分調べた資料をもとに自作したオリジナルの敷地周辺地図など盛りだくさんの内容でした。
 敷地情報を把握するには、二次元の場合は地図データがありますが、敷地周辺との高さ関係などを把握するためには、三次元表現ができる模型が必要です。とても残念なことに、
今週で模型まで表現する学生が一人もいませんでした。コンペの要項でも求められていたので、今後はしっかり条件などを確認しながら課題を進めるようにしましょう。
 模型では、敷地周辺の高さ関係だけではなく、敷地に所在する地形を把握するとてもいい方法です。建物の設計にはこの二つのポイントはついて回るものなので、今後の設計課題でも、模型で敷地を観察する意識を持つようにした方が良いと思いました。

 発表の中で、いくつの方面から先生方からアドバイスがありました。
 敷地エリアの情報として、面積、所在地、人口などの基本情報以外にも、その敷地エリアの施設の種類と数、等高線、地形、敷地エリア建物の高さ、密度感などの情報を把握するべきだという指摘がありました。
 敷地エリアの情報を把握した上で、自分が敷地を見学したり調べたりしながら感じた敷地に関する違和感、課題などを探し出す。そこから、自分が考える課題に関する資料を収集し、データを集め、客観的な観点と主観的な思考を別々で整理して述べると分かりやすいというアドバイスもありました。

 全体の発表が終わった後、一人で三枚の付箋が配られ、敷地の投票を行いました。表数の数順で、みんなが探した自然、団地、郊外、都市の四つのカテゴリーの敷地エリアの中から、郊外高層を代表する坂内くんの平潟団地、郊外低層を代表する宮下さんの横須賀田戸台、自然を代表する米山さんの三浦海岸の三つの敷地に決定しました。これからの設計課題はこの三つの敷地で行います。

 次回までに先生からグループ作業の仕方で敷地模型を作ります。生徒たちを三つのグループに分けて、みんなの協力で敷地模型を完成します。各敷地を探した人を各班の班長として、グループのみんなと一緒にこの一週間で模型を完成することを向かって頑張りましょう。
 グループ敷地模型の条件を挙げます。模型の寸法は200/1、実際面積では168m×235mの敷地範囲、敷地所在地形の表現、選定した敷地範囲内の建物の高さの表現、敷地内の道、海、川、高度差の表現をして下さい。
 グループ作業以外には、個人課題として、自分が解決したい課題についての提案の続けとして、次週にはこの他、各自、設計したい建物のコンセプト、プログラム、それと建物のボリューム感を表現する模型を持参して来週の授業に臨んで下さい。
 来週から正式でエスキスに入りますので、各自の考えることを整理し、伝えやすい工夫して先生達と議論ができるように下さい。やることが山ほどあるかもしれないですが、苦しみながら楽しんで設計をやりましょう。みんなのいい設計を期待しております。是非頑張ってください。


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