2023/10/10(火)4,5講時目「ランドスケープデザイン・ワークショップ」の第3回目の授業が行われました。
本日の授業では、前回終わらなかった地形模型のトレースを仕上げる作業とその図面を印刷し、等高線に合わせスチレンペーパーを切って等高線模型をつくる作業の続きを行いました。先週と同じ作業のため、多くの学生が作業のコツをつかみ、集中して取り組んでいました。
次に野田先生と中津先生による、小道・階段・壁・茶室の説明を受け、等高線内における道の図面で表記方法について野田先生の作成した模型写真や事例写真をもとに学びました。多くの学生が等高線の多い地形図面における道の製図手法を理解したと思います。この知識は建築に携わる中でとても役立つと感じます。また、茶室の説明では中津先生により茶室が滞留空間であることや、その成り立ち、デザインの意味、「躙り口(にじりぐち)」の語源など詳しい説明を受けました。
その後、小道・階段・壁・茶室の説明を踏まえ、学生自身がデザインした等高線模型の中のどこに茶室や道を配置するかを考えました。道を歩いた時の風景の移り変わり(シークエンス)や茶室での過ごし方をイメージし、学生が設計している公園の楽しみ方をストーリー立てて考えました。
次週はいよいよ学生による作品のプレゼンが行われます。学生一人一人の考えやストーリーを知ることが出来るのが楽しみです。また、他の学生の発表を聞くことでデザインの幅を広げてほしいです。
SA:小林 翔