第2回　リサーチ発表

担当：古賀、大島、津野　　TA：程

　2023年10月05日（木）「住宅設計スタジオ」の第二週の授業が行われました。

　教室で、各自が先週木曜日からの一週間で、それぞれが探し出した敷地について、リサーチした情報の成果を盛り込んだボードを使って、発表会を行いました。この一週間の調査で探し出した敷地の紹介と、その敷地の情報、見出した課題、課題や敷地の条件に関連する興味のある事例など盛りだくさんの内容でした。

　先週の授業で伝えられた敷地選定やリサーチのアドバイスを踏まえた発表が続きました。

　全体の発表が終わった後、みんなが探した敷地エリアを自然、団地、郊外、都市の四つのカテゴリーに分類しました。同カテゴリーの人の良いボード、または他に興味ぶかいカテゴリーのボードから学び、これからの一週間を使って自分のボードを質量上的に向上するとの先生からのアドバイスがありました。

　授業の途中、敷地のリサーチ方法、選定方法について、修士２年の荒川百花先輩から、貴重な経験を紹介してくれました。先輩から、インターネットですぐに手に入れるような現在の情報がたくさん載ってしまっている地図をそのまま使うのではなく、白地図を手に入れて、自分がほしい情報を集め、白地図に入れて、自作の地図を作ることは、敷地周辺情報の整理と把握には役立つとアドバイスがありました。敷地選定には一番重要なのは、体を動かすことです。実際に敷地に行って、現地の生情報を体験することが重要です。設計の段階で、絶対には役立ちます。

　授業の最後に、先生たちの講評がありました。今週、たいていの人は敷地を選定してから、その敷地の課題を探すということをしているように見えました。それに対して、先に社会問題等を抽出し、リサーチを行う、その問題を解決できそうな敷地を選ぶという方法もあると大島先生からアドバイスがありました。

　来週には、今週のリサーチの成果の上で、自分自身が選んだ敷地エリアが抱く課題をはっきり挙げて、敷地エリア内周辺の詳しい情報、国土地理からの地図データ等を入れたA0サイズのプレゼンテーションボードを持ってきて下さい。今週の内容を深める質の高いボードを期待しております。頑張って下さい。