担当:古賀、大島、津野 TA:程
2023年09月28日(木)「住宅設計スタジオ」の第一週の授業が行われました。
授業のはじめに、授業計画についての説明がありました。このスタジオでは1、2年次までの課題とは少し異なったプロセスを体験するそうです。
今回の設計課題のテーマは「住み続がれ、緑を生み出す集合住宅」です。現代社会の課題としている空き家問題や都市近郊にありながら高齢化した集合住宅団地の問題、それと地球環境、緑と人の共存などを考慮して、集合住宅を設計を行います。以前の課題とは違って、敷地選定から課題の一部になるので、みんなが選んできた敷地の中から課題のための敷地を選択します。自分の好きな敷地で好きな建物を設計するチャンスがあるので、皆さん、ワクワクするのではないでしょうか。
非常勤講師の大島先生、津野先生からも、自己紹介と課題についてのヒントについてミニレクチャーしていただきました。大島先生も、津野先生も建築家であり、たくさんの経験をお持ちです。先生方とたくさん交流して設計を進めて、多くのことを吸収しましょう!積極的に課題について先生と話しましょう。
続いて、津野先生から今回の課題で重視しているテーマの一部である「緑」をコンセプトにした住宅の事例についての紹介がありました。今回の課題の出題では、テーマ・建物の種類・緑の量・居住人数の規模・延べ床面積で建築の条件設定が行われています。各自プログラムを設定するために、たくさんの情報を集め、参考する必要がありそうです。
設計の手法、自分のコンセプトを決めるにあたって、題文を読み、発想し、想像しながら、頭でのイメージ図をスケッチして、イメージ図を実現できる敷地を選び、設計要素を入れること、今回の課題では、社会に実存する社会問題について解決必要があるが、全ての課題を同時に解決することは困難なので、一つの課題に注目して解決することが大切だと伝えられました。
来週には、課題文を十分理解した上で、自分らがやりたい敷地エリアを見つけ出し、その地域の魅力、課題等の敷地についての情報をたくさん集め、報告会を行います。A1サイズの台紙(ダンボールやスチレンボードなど)に貼り付け、自分の思いや発想をたくさん書き。そのほか、参考事例や文献があったら、それらを印刷して、添付資料として、ボードのとなりにおきましょう。情報量の多いボードを持ってきて下さい。敷地エリアは一つとは限らず、複数の敷地で発見した課題が解決できるように感じたなら、複数の敷地を発表してかまいません。敷地面積は3500㎡以上、敷地に訪れるということを考慮して、大学から一時間程度でアクセスできるところにすることだけ注意してください。来週みんなの面白いボードを期待しております。頑張りましょう。