【担当】黒田泰介、兼弘彰、戸田啓太 TA:小嶋竜也
2023年10月03日(火)、まちづくりデザインスタジオ2の第2回目の授業が行われました。今回と来週にかけて、浦賀に残る石倉付き古民家、幸保邸の母屋と石倉を実測調査して図面を作成していきます。
実測道具をもって現地に集合した後、作業の開始前に建物全体を見学しました。見学しながら、母屋と石倉の構造や歴史について、先生達からレクチャーをしていただきました。
石倉は、外観は凝灰岩切石積みですが、内部に木造軸組があって、2階床と屋根を支えています。桁には建設年代を示す墨書がありました。
幸保邸の母屋と石倉の各回および断面、立面を測っていきます。班ごとに分担して作業を進めていきます。母屋の床の一部が痛んで抜けていたので、兼弘先生にベニア板を引いていただき、安全確保しました。古い建物はあちこちが弱っているので、注意して実測していきます。
断面班はレーザーレベルを使って、基準の高さ(レベル)を建物各部にテープで貼っていきます。このレベルが図面を描くときの基準となるのです。コンベックスを用いて寸法を測り、野帳に記入していくのですが、初めてなので、慣れない部分が多かったと思います。しかし、時間が経つにつれて測るべきポイントが見えてきている、と全体の雰囲気を見て、自分は思いました。
13時~17時までの4時間、集中して実測をしました。先生方や学生同士でコミュニケーションを取り、図面の情報を共有していき、整合性を高めていきます。
作業の終わりに、黒田先生に描きかけの野帳全体をチェックしていただきました。これから測るべきところや抜け落ちている点を指摘していただきました。上手くいった所や苦戦した所等、班ごとに様々だと思いますが、次回は頑張って測っていきましょう!
TA:小嶋