2023/10/03(火)4,5講時目「ランドスケープデザイン・ワークショップ」の第2回目の授業が行われました。
本日の授業では、最初に野田先生による、尾根や谷戸、等高線に関するレクチャーを受けました。町田の薬師池公園など実際に野田先生が手掛けた作品を事例として挙げ、実際の地形と等高線図面を比較し、等高線の断面図などの理解を深めました。その後、中津先生による詳しい等高線の説明を受け、壁により区切られた等高線の表現方法などについて学びました。
その後、先週紙粘土を用いて作成した地形模型を真上から撮影した画像をA3にプリントアウトし、その上からトレーシングペーパーを敷き、トレースをする事で先週作成した地形の等高線の図面を作成しました。多くの学生が実際の高さがコンタ(等高線)何枚分の高さに相当するか計算しながら等高線を引く作業に苦戦していました。1本の線を引くために何度も粘土で作った地形模型と図面を見比べ、完成像をイメージしながら何度も線を引き直していました。
図面を書き上げた学生は、完成させた図面を印刷し、その図面をスチレンペーパーに張り付け、等高線に沿って切り出し、切り出したコンタを積上げることで模型をつくりました。細かく有機的な等高線を切り出す作業はとても集中力を必要とする作業でした。
今回の授業では、まだ誰も模型の完成には至りませんでしたが、緊張感を持った丁寧な仕事ぶりで、次週全員の模型を見られるのがとても楽しみです。
SA:小林 翔