2023/9/26(火)4,5講時目「ランドスケープデザイン・ワークショップ」の第1回目の授業が行われました。
この授業では、人と自然、人と人、子どもと高齢者、昼と夜、夏と冬、そして過去と未来などの関係の中で様々な「対象(モノ・コト)」を、様々な「スケール(空間・時間)」で「発見~理解~編集~変換~創造」を行うランドスケープデザインの技術の体得を目的とし、14週に渡り中津秀之先生と非常勤講師の野田亜木子先生の2名にご指導いただき、前半の8週間で「地形」「小道」「階段」「壁」「植栽」「地面」「場(キッカケ)」といったランドスケープの設計要素を理解し、後半の6週間で習得したデザイン言語を使い、ランドスケープデザインに挑戦していきます。
本日は第1回目の授業ということで最初に中津先生から授業の概要説明と野田先生からご自身の携わった事例を交えた自己紹介などをしていただきました。
授業後半は、即日課題として粘土を使った「地形」のデザインを行いました。およそ600㎡の公園内で粘土を使い起伏のある地形をつくり、その中で自分に見立てたプライザー(人形)を歩かせることで、学生たち自身が設計する公園の中でどんな遊びをしたいかや、どのような風景を見たいか、どんな道を歩きたいか、どんな出会いを作りたいか、どんな感情を刺激したいかなどのイメージを膨らませ、公園での過ごし方のストーリーを考えました。
最後に一人ずつ自分の設計の発表を行い、考えたストーリーやデザインの好評を頂きました。一人ひとり独自のストーリーやシークエンス、デザインを繰り広げており、一回目からとても面白い授業となりました。
ランドスケープのデザインを実践的に学ぶことができるのはこの授業だけですので、学生たちには14週間を通して様々なことを吸収し、知見を広げてほしいと思います。
SA:小林 翔