【担当】黒田泰介、兼弘彰、戸田啓太 TA:小嶋竜也
2023年9月26日(火)、まちづくりデザインスタジオ2の第1回目の授業が行われました。前年度までは、「都市再生デザインスタジオ」として行われていた授業です。今回は授業ガイダンスとして、始めに黒田先生から課題の説明と講師紹介がありました。
2023年度は「浦賀の石倉付き古民家の再生」をテーマとして、浦賀に残る歴史的住宅を再生・利活用して、まちづくりに貢献する施設を設計します。授業の前半は対象建物の実測を行い、図面をつくることが仕事です。建物の寸法を抑えていく事で、それを建てた大工の意図や空間構成が明らかになっていきます。その上で事例研究を行い、設計を行うことで、自分が思い描く具体的な提案が出来てきます。
兼弘先生からは「楽しみながら町の地域づくりを学んでほしい」、戸田先生からは「構造や意匠を共有して一緒に楽しんでいきたい」と一言ずついただきました。
課題説明のあと、敷地である浦賀について、横須賀市自然・人文博物館の亀井泰治さんから特別レクチャーがありました。浦賀の歴史や浦賀レンガドック、また各地の古民家再生・活用例についても、スライドを使いながらお話しいただきました。「歴史的建造物を地域の語り部として大切にすること。町の財産である建物を継承することは、町や都市の発展につながる。設計し描いた線がそのまま実現していくのが、建築の醍醐味、デザインの面白さである。ぜひ学生の柔軟な発想で地域に活用されるような提案をしてほしい」とのアドバイスをいただきました。
来週から実測が始まります。授業の終わりには兼弘先生から実測の方法についてレクチャーがありました。見るべきポイントや野帳の描き方の要点を説明してもらいました。
実測図面はCADを使って描き、学生全員で情報共有しながら各図面を仕上げていきます。
最後に班分けと調査の担当を決めました。
実測は初めてだと思いますが、自分も初めての部分があるので、一緒に頑張っていきましょう!
TA:小嶋