まちづくりデザインスタジオ2

第1回 授業ガイダンス <都市再生デザインスタジオ>

2022/09/27

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【担当】黒田泰介、兼弘彰、戸田啓太 SA:相澤広祐

2022年9月27日(火曜日)都市再生デザインスタジオの第1回目が行われました。今年から新たに、非常勤講師の戸田先生に加わって頂きました。今年度の受講者は24名です。全員が6班に分かれて、敷地調査や事例研究の発表、敷地模型の製作は班ごとに行い、エスキスと課題提出は個人で行います。

1)科目のテーマと概要・課題出題

始めに、黒田先生から配られた資料を基に、授業のテーマと概要の説明が行われました。この授業はレスタウロ(再生・利活用)をテーマとして、対象とする都市空間や建造物および周辺地域の調査・研究を行い、その再生・利活用案を設計する演習科目です。

今年度の課題のテーマは「山下公園と亀腹ゾーンの再生」です。横浜港を代表する景観の一つである山下公園の一角を対象敷地として、親水空間の再生を考えます。公園からの眺めやインド水塔など既存の要素を尊重すると共に、山下臨港線プロムナードからのアプローチへの提案が求められます。

授業の前半は、班ごとに関内地区の調査(震災復興と山下公園・臨港線の歴史)と発表を行います。その後、各自で再生プログラムの検討、事例研究を行い、設計に入ります。

後半は、コンセプトや平面、断面計画等を具体的に考えていき、毎授業のエスキスにて先生方のアドバイスを頂き、設計案を完成させます。

2)講師の紹介

今回、授業を担当していただく兼広先生と戸田先生に、スライドを使っての作品紹介をいただきました。

兼弘先生は歴史的建造物の修復等を手掛けていらっしゃいます。今回は関内エリアで兼広先生が関係した遺構の補修事業、鉄道・港湾施設の遺構をご紹介いただきました。

また、戸田先生も同様、歴史的建築物の修繕等を手掛けていらっしゃいます。事例として俣野別邸の再建やインド水塔の改修などのお話をしていただきました。

お二方とも、関内エリアの歴史やインド水塔の詳細など、今回の授業課題の参考になるお話を沢山して頂きました。

ガイダンスの終わりに、班分けを行いました。各班で敷地調査や周辺コンテクスト模型(1/500)の制作を行います。後半からの再生プログラム発表やエスキスは個人戦になりますが、班の仲間と切磋琢磨しながら満足のいく設計が出来るように頑張っていきましょう。

次回は敷地見学を行います。

SA:相澤広祐


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