【担当】黒田泰介、兼弘彰、戸田啓太、SA:相澤広祐
2022年11月8日(火曜日)都市再生デザインスタジオの第6回目が行われました。6回目は、受講生それぞれが自分の再生プログラムを発表しました。各班で製作中の周辺敷地に個人の模型を置いて、事前に提出したA3サイズ4ページのスライドを使って発表しました。
再生プログラムの発表
今回の授業では、前半の13人の再生プログラムが発表されました。発表が終わると、各先生方からフィードバックや質問・アドバイスを頂き、再生プログラム案のブラッシュアップが行われました。
1、野崎さん コンセプト:「歴史的な建物を活用しつつ、自然と共存したレストハウス」
インド水塔側から亀腹にかけて、スラブが上がるレストハウスを提案してくれました。
2、白石さん コンセプト「溶かす」
海に溶け込むような、スロープ兼スラブになるレストハウスを提案してくれました。
3、小林さん コンセプト「交わる」
臨港線プロムナード・山下公園・都心プロムナードの三つの動線が交わるような提案をしてくれました。
4、和田さん コンセプト「港」
港町と波をイメージし、亀腹とインド水塔を魅せる空間を提案してくれました。
5、斎藤さん コンセプト「横浜サイコウ」
再興・再考・最高の三つをテーマとし、敷地周辺の街が「サイコウ」になるような提案をしてくれました。
6、小西さん コンセプト「幻の計画の実現」
山下水城公園計画をもとにした、海面に延長された新たな山下公園を提案してくれました。
7、中岡さん コンセプト「艀のたまり場」
艀を再利用した、休憩所・カフェ・ガーデニングショップなど、新たな機能を持った亀腹地区の提案をしてくれました。
8、勝又さん コンセプト「漁礁」
漁礁をイメージし、臨港線プロムナードと山下公園が一体となった、新たな亀腹地区を提案してくれました。
9、加藤さん コンセプト「歴史的かつスロープと建物の一体化」「海に開いた空間」
海まで続くスロープと分棟化された新たなレストハウスを提案してくれました。
10、杉本さん コンセプト「都市と自然をつなぐ拠点となり、人々の憩いの場となる空間」
自然と触れ合える、ガーデンの役割を持つスロープ兼レストハウスを提案してくれました。
11、釘嵜さん コンセプト「境界線の強弱」
臨港線プロムナードから、自然な足運びが出来るような、新たなレストハウス・亀腹地区を提案してくれました。
12、山口さん コンセプト「中間領域」
緑と水辺空間が眺められ、コミュニケーションの場が設けられる、カフェ機能を持った新たなレストハウスを提案してくれました。
13、神林さん「コンテナ」
モージュール化されたコンテナを使った、倉庫街を思わせる新たな亀腹地区を提案してくれました。
(3)総評・模型の留意点
戸田先生:全体を通して、敷地の問題点や改善点の着眼点は良いが、形に落とし込む段階が荒く、うまく落とし込まれていません。途中段階に時間をかけ、丁寧に形を作りましょう。また、臨港線プロムナードと公園のつなぎ方はスロープだけではないので、様々なつなげ方を考えていきましょう。
兼弘先生:周辺模型を製作する際は、各班で確認しあいながら誤りを見つけましょう。また、歴史的建築物は色を変えて区別しましょう。
黒田先生:周辺建物の高さを正確につくりましょう。グーグルなどを参考にすること。また水面の表現は、黒い模造紙の上に透明塩ビ版を乗せるなどして表現する。方位(オリエンテーション)も忘れずに製作しましょう。
周辺模型の期限日は11月22日になります。また配布資料を基に、歴史的建築物にはグレーなどの塗料を使い、ほかの建物と区別できるようにしましょう。各班、確認・協力し合いながら、期限日に間に合うよう周辺模型製作を進めていきましょう。