2022.11.24(木)、建築設計製図Ⅱの第8回目の授業が行われました。前回までのトレース課題を踏まえて、今回からは野島公園のチャペル(礼拝堂)の設計課題を進めていきます。
まず、授業の始めに敷地見学と大学礼拝堂の見学が、2班に分かれて交代で行われました。
課題の想定敷地は、関東学院大学金沢八景キャンパスの隣にある野島公園です。
中津先生のガイダンスを聞いた後、班ごとに、担当の先生方と一緒に敷地の今の状況を体感したり、写真を撮ったり、配布された敷地図に印象をメモしたりしました。
この公園の周囲には大学を始め、交通量の多い道路、団地、公園、平潟湾などさまざまな要素があります。公園の中には小さな丘や木陰、展望台や遊具などがあります。
敷地の中や、その周辺にある要素を細かく感じ取れると、設計をするときのヒントになるかもしれません。
大学礼拝堂は、関東学院大学が所属するプロテスタント、バプテスト派のチャペルです。工学部建築学科時代の先生が設計した建物は、鉄筋コンクリートと木造の混構造となっています。祭壇には洗礼式を行うための洗礼槽が組み込まれています。また、ステンドガラスには綺麗な光を取り込む、さまざまなデザインが施されています。
今回の課題で扱うチャペルも、プロテスタント、バプテスト派を想定しています。
配布された図面や、見学で見たこと、感じたことを自分の設計にも生かしていきましょう。
敷地・チャペル見学後は製図室に戻り、黒田先生から課題内容の説明がありました。
同時に、来週からのエスキスに向けて、日本や海外の教会建築の説明と、昨年の優秀作品の紹介をしていただきました。
課題説明の後は各班に分かれて、第2課題から交代した担当の先生方に、これからの授業の進め方や、エスキスのポイントを教えて頂きました。
事例研究や敷地・チャペル見学で感じたことから、自分が設計するチャペルのイメージをスタディ模型として簡単でいいので、カタチにしてみましょう。
来週から本格的に設計課題が始まります。
皆さんにとって初めての設計になります。先生方やSAがサポートしていきますので、まずは楽しんでこの課題を進めていきましょう。
SA:田﨑