担当教員 常勤・粕谷淳司 非常勤講師・小形徹、三浦秀彦
すまいデザインスタジオ1の第13回目の授業です。一人当たり発表3分、講評4分で第3課題のプレ発表を行いました。
学生たちは図面と模型を展示し、設計した離れを発表しました。
図面、模型共に1/30スケールであり、密度感に苦戦したという学生が多かったのではないでしょうか。
一方で中間発表からより空間の解像度が高くなり、その場所での人の行動や自然との関わり方まで詳細に考えている学生もいました。
3名の作品を紹介します。
真貝さん
石造、茅葺、ルーバーを組み合わせ、日本人の習性、文化を踏まえたアプローチを持つ食事空間の提案。
坂内さん
ジャングルジムのような枠組みに囲われた空間の中に躙り口のような入り口を設け、さらに開口部を可動式に設定し、外部との関係性を自由に変えることのできる提案。
宮沢さん
開口部を大きく取り、自然の風景を取り込むように内部空間を白く、壁を途中で途切れさせた提案。
先生方からはシーンだけをつくるのではなくその過程、シークエンスが大事である、どうしてこの形にしたいのか、その場所で何をしたいのか、起こるのかを明確にすること、素材や構造、スケール感のリアリティを持つこと、といった最終発表に向けた具体的なアドバイスをいただきました。
次回は最終発表です。以下、提出物になります。
【・設計課題「あなたと誰かのための離れ」の作品(図面一式、模型、その他)
・「小さな空間」をまとめたドキュメント
・「分析と展開」のワークショップで作成したドローイング、コラージュ、モデリング
など、これまでにこの授業で作ってきたものを全て展示すること。】
第3課題の設計作品だけでなく、第1課題のちいさな空間、第2課題の分析と展開を含めた展示・発表になります。
設計までのプロセスや空間の魅力、作品の世界観が伝わるような展示を頑張ってください。
TA 伊藤