2023年6月24日(土)、ビルディング・ワークショップの第10回目の授業が行われました。
今週も継続して施工を行っていきます。大まかに部材を切り出しているグループと組み立てに入っているグループに分けられ、進捗が異なりますがそれぞれグループごとに作業を進めていきます。
部材を切り出しているグループは作業を分担し、ケガキの班、部材を切り出す班と組み立てを行う班に分かれて効率よく作業を進めていました。
設計製図の授業とは異なり、グループで設計と施工を行わなければならないため、完成という目標に向けて自分の作業だけでなく、グループ全体として何をしなければならないのか、そしてどうすれば大人数での作業を効率よく行うことができるのかをそれぞれが主体的に考えて作業を行うことが重要となります。
組み立てが主な作業となっていたいくつかのグループは、完成像が見えてくるまでに作業が進んでいました。図面と模型と実際のモノを照らし合わせながら形状のスタディや、実際に現状の構造で人が乗っても耐えられるのかの検討等、完成に向けてさらに具体的なスタディを行っていました。
設計課題で提出するような図面や模型といった小さいスケールで考える建築ではあまり見えてこない、実際のスケールにおける構造やディテールの検討を行うことは、建築を設計するうえでは欠かせない視点になります。
来週も継続して施工を行っていきます。完成に近づいてきているグループが増えてきましたが、よりよいものとなるようさらに思考し、細かい部分のブラッシュアップを行っていきましょう!
TA 飯濱