2023年6月17日(土)、ビルディング・ワークショップの第9回目の授業が行われました。
今週から、グループごとに発注した部材を利用して実際に施工を行っていきます。初めに、酒谷先生から使用する工具についてのレクチャーがありました。成果物の精度と作業の効率を高めることができる電動工具ですが、人体に対して危険な点が多く使用上の注意点があります。学生たちが初めて目にする工具もあり、学生たちが真剣な面持ちで聞いている様子が印象的でした。
レクチャー後、グループに分かれてそれぞれ施工に入りました。今週はケガキや部材の切り出しが主な作業となりましたが、担当をうまく分担して効率よく作業を進めているグループは、すべての部材を切り終えることが出来ました。
施工するにあたり、実際の材料を使用して実際のスケールでスタディを行わなければわからないことも多く、それらを解決していく過程がこの授業において、重要かつ面白い要素の1つになります。
あるグループは、4m弱の長いスパンを飛ばすために張弦梁構造によって剛性を高め、その強度と施工方法についてスタディを行いました。結果として、十分な剛性を確保することが出来ましたが、施工精度の向上と、新たな構造形式の検討が今後の課題として見えてきました。
来週も引き続き施工を行っていきます。グループによって進捗に差が出てくるところだと思いますが。施工手順や方法が最適であるのかどうかを常に思考して、完成に向けてスピード感と主体性をもって進めていきましょう!
TA 飯濱