2023年5月25日(木)「建築設計製図Ⅰ」の第6回目の授業が行われました。
はじめに、前回の講義で提出した「まいにちスケッチ」の講評がありました。対象物を複数の方向からスケッチしているもの、スケールを細かく記録しているもの、捉えにくい形に挑戦しているものなど、学生が実際に描いた作品を例に解説がありました。この課題は、回数を重ねるごとにスケッチの対象が身近なスケールの小さいものから建物などの大きいものに進めていくものです。そろそろ部屋の空間程度のスケールのものに挑戦するようにといったアドバイスがありました。
続いて、「住吉の長屋」のビデオ視聴と断面図の課題説明がありました。図面だけではまだ難しい建物の全体像が少しイメージできたと思います。断面図は、建物を垂直方向に切断し、横から見た図面です。今回は、簡略化された図面を描きます。①基準線②壁・床スラブ③階段・サッシ・地面等④見えがかり線⑤文字・寸法・枠などという順番で描き進めていきます。先週の課題で取り組んだ平面図と断面参考図と見比べながら取り組むと、より一層図面への理解が深まると思います。また、今回初めて描くGL線の書き方のレクチャーがあり、実際に立ち上がって練習をする学生もいました。
課題では、ガラスの断面線や階段に苦戦している学生が多く見受けられました。先生方からの講評では、作図の順番を意識すること、平面図と照らし合わせながら描くこと、ガラスが切断されている断面線を描き分けることといったアドバイスがありました。
最後に、模型作成における階段や湾曲した壁の作り方、部材の着色の仕方などのレクチャーがありました。階段や壁などの要素は、自由に配置してください。
次回の講義は6月1日(木)です。模型課題提出前の最後の講義となります。わからないことは積極的に質問し、計画的に模型を製作するようにしましょう。
TA:岩壁