2023年5月18日(木)「建築設計製図Ⅰ」の5回目の授業が行われました。
先週までは、線や記号、スケールの練習を行いました。今週から本物の建築図面の練習が始まります。これまでに学修した基礎的な図面の内容を使い、建築図の作図知識を実践して行きます。はじめに、図面を作成する手順を確認するため、授業内課題「住吉の長屋1 1階平面図の模写」の内容と作図の手順の説明がありました。
今回の課題では、安藤忠雄さんの代表作であるの住吉の長屋の一階平面図の作図を行いました。今回の平面図の作図手順は、基準線→壁→窓(階段、扉)→文字(図面内容を説明する文字)の5段階があります。平面図は床面から1500㎜の程度の高さで水平に切断した断面を作図するものです。
作業の手順を簡単に記しておきます。
(1)レイアウトを決め、補助線で描く。(2)作図範囲の枠を太線の実線で描く。(3)ごく細い弱い実線で基準線の下描きをする。(4)細い一点鎖線で基準線を仕上げます。(5)ごく細い実線で柱、壁の位置を決め、下描きをする。(6)太い実線で壁を仕上げる。(7)ごく細い実線で階段の下描きを作図する。(8)細い実線で階段を仕上げる。(9)細い実線で寸法線を引く。(10)寸法を記入する。(11)方位、室名、図面名称などを描く。
作業終了後、先生方から「立体ドリル」課題と模型作成手順の説明がありました。
模型の説明では、曲げ壁面、階段の作り方、角材のカットと組み立て方、そして、色の付け方などの説明がありました。模型の土台は、反り防止のために両面に着色するよう指示がありました。壁や階段などは部材を接着する前に着色すると模型がきれいに仕上がります。初めての模型製作であるため、想像以上に時間がかかると思います。そのため、自分でしっかりとスケジュールの管理をし、提出に間に合うように模型を作成してください。
次週、2023年5月25日(木)の授業には、「立体ドリル」課題1~8と「レタリング」の課題を持ってきてください。
TA:程、岩壁