2023年6月10日(土)、ビルディング・ワークショップの第8回目の授業が行われました。
初めに、グループごとの進捗状況とこの日に行う作業を確認しました。授業の最後には、すべてのグループが積算を完了させ、すべての必要な部材を発注する必要があります。
あるグループは発注を先週に行い、今週から施工に入りました。まず、木材に図面通りの寸法となるようけがき線を入れて部材を切り出し、図面通りに接合できるように微調整を行いながら組み上げていきます。
構造的に不安な点が多いため、実際のスケールでイメージ通りのモノを実現させるための最適解を常に考えながら施工を行うことが重要となります。このグループは少ない人数ながらも、作業を分担して効率良く施工していたため、授業の最後には全体像のイメージがつかめるほどにモノが出来てきました。
他のグループは、形状のスタディと図面作成を並行して行いました。今年は自分たちの案がこれでよいのかという試行錯誤の時間が長く、苦しんでいるグループが多い印象でしたが、授業の最後にはすべてのグループが必要な部材を発注することができました。
来週からは、本格的に施工を行っていきます。図面や模型で作成してきたものを実寸大でつくっていく過程で接合が難しかったり、構造的に不安な要素が出てきたりと、施工して初めてわかることも多いと思います。しかし、それらをどのように解決するかを思考し、完成に近づけていくという点がこの授業のとても面白い要素だと思うので、各グループ完成に向けて頑張ってください!
TA 飯濱