2023年5月11日(木)「建築設計製図Ⅰ」の4回目の授業が行われました。
はじめに、建築設計図面で大切な図面記号や縮尺を理解するための授業内課題「表示記号」の内容と、階段の平面図の見方の説明がありました。
今回の課題では、建築図で用いる記号の作図を建築の初歩的な知識を身に着けながら作図するというものでした。作図した記号は、様々な開口部、壁、コンクリートなどの材料などです。これらの記号を縮尺が異なるとどのような表現に変わるのかを実感しながら学んでいきます。見本図に描かれら記号の各部位の表現方法とスケールを正しく把握して作図します。図面を描くときには、自分の家の扉、窓など、形、断面、素材などをイメージしながら描くことが大切です。今回描いた図面はこれから自分の設計を図面化する際の参考資料にもなるため、大切に保管してください。
今回の課題は、記号ごとにスケールが異なるため、慣れない作業に苦戦している学生も見受けられました。講評では先生から、細かい図面を描く際には、図面の手元だけを見るのではなく、定期的に全体を俯瞰してみることで、スケールが間違っていないか確認するよう、アドバイスがありました。
作業終了後、トリ模型製作に必要な基本的な知識であるスチレンボードと角材の切り方の説明がありました。スチレンボードを切る際には、30度カッターで三回ほどに分けて切ります。一回目は表面の紙を切り、二回目は挟まれたスチレンペーパーの部分を切って、三回目は裏紙の紙をカットします。このように、丁寧に切ることで、垂直できれいな断面に仕上がります。角材をカットする場合には、金属定規を使い、角材の辺に沿って何度も刃を入れることで、きれいにカットできます。模型製作に慣れるためのホームワーク課題の「サイコロ作成」では、部材のカットと張付けの二つの段階のみですが、効率的に部材をカットすることが大切です。部材の切り方や道具の使い方を把握し、練習することで効率的にきれいな模型を作ることができるのです。
次回の授業は、5月18日(木)です。再提出の図面の提出だけでなく、まいにちスケッチの提出もあります。忘れずに持参しましょう。
TA:程、岩壁