建築設計製図I

第3回 線の練習

2023/04/27

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2023年4月27日(木)「建築設計製図Ⅰ」の3回目の授業が行われました。

 

 はじめに、縮尺を理解するためのホームワーク課題「建築の表現と縮尺」と、授業内課題「線の練習2」の内容、作図の際に使用する三角スケールの正しい使い方の説明がありました。

 今回の課題では、縮尺1/2の作図を行いました。縮尺1/2を表現するためには、三角スケールの「1/200」の辺を使用するのですが、初めて三角スケールで縮尺をあたる学生には戸惑う人も多かったようです。この課題では、三角スケールを正しく使えることに加えて、定規類、シャープペンシルの正しい使い方、正しく、能率的な描き順、寸法のとり方、線の描き分けが作図のポイントです。

課題を進めるには、まず配布された課題説明用紙に印刷された縮小図面と表記されている寸法や作図の手順を良く理解することが大切です。また、作業開始前の説明を理解するためのメモや図をしっかり描き留めておくことも大切です。

 作業の手順を簡単に記して起きます。(1)ケント紙の枠と右下に課題名、縮尺、学籍番号、氏名を記入する枠線と図面の寸法が異なる部分は注意すべき点です。枠は、三角スケールの「1/100」、図面には「1/200」の辺を使います。(2)次に図面のバランスを考えた上で「位置決め」をします。(3)位置を決めたら、補助線を描き、補助線にあわせて、基準線を一点鎖線の中線で描きます。補助線は自分しか見えない程度の薄い線です。一点鎖線は長線と短線の間隔を揃えてかくと、美しい図面になります。(4)次に、課題文の指示通りに、正しい間隔を取り、線を描きます。間隔を取るときにももちろん三角スケールの「1/200」の辺を使います。(5)最後に、基準線のナンバーと寸法を記入します。文字の高さを揃えるため、補助線を利用します。文字の高さは決まってないですが、図面のバランスを考えた上で、適切な大きさで記入します。

作業終了後、次回の授業で使用する模型課題の説明と模型道具のレクチャーがありました。5㎜×5㎜の角材との3㎜のスチレンボードで簡単なキューブ状の模型を作ります。経験上、模型製作の時には失敗も考慮して少し多めに材料を用意すると役立つこともありました。これらの材料を加工するため、30度カッター、直角定規、金属定規(300㎜)、カッティングマット(A3)が必要です。連休中にこれらの道具を揃えて、キューブ状の模型を作成し、次回の授業に持参してください。

また、次回の授業には作図課題もありますので、製図道具も忘れずに持参してください。。第2回授業の「線の練習」と、今回の授業の「線の練習2」の課題で再提出の学生は、5月11日(木)の授業開始前の12時50分~13時05分の間に、教室の入口の受付で提出してください。

TA:程、岩壁


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