大学院建築デザインスタジオ1

第6回 大学院デザインスタジオⅠ

2023/05/29

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科目名:大学院デザインスタジオⅠ 課題:金沢八景キャンパス 再編計画
担当教員:柳澤潤、酒谷粋将
非常勤講師:村松基安 TA:黒柳静希

2023.05.26(金)3.4講時目「大学院デザインスタジオⅠ」の第6回目の授業が行われました。今週は、最終発表に向けた最後のエスキスチェクになるので、個別エスキスで時間をかけて行いました。グループの計画内容をいくつか紹介します。

・グループ3:谷中さん、高田さん、飯濱さん

全体計画として、大学キャンパス内に2本の動線を作り、「グリーンプロムナード」「アカデミックプロムナード」と名づけ、小学校から伸びており、中学、高校の正門を通る「グリーンプロムナード」を多学年同士の交流、「アカデミックプロムナード」を他学部同士の交流を目的とし、掲示板やベンチを配置し学生が滞留し、多学年の学生が何をしているのか、互いに認識できる装置を計画したもの。また、キャンパスの建物に統一感がないことから建物全体を軒で囲いつながりを持たせると同時に流動的な人の流れを誘発するもの。

先生からは2本の軸に注目し、重要性を訴えたのは良い着眼点だが、もう少しその需要性を高めるため設計を詰めていくことが大切という意見をいただきました。

・グループ4:田崎さん、栗原さん

大学と地域、大学13学部内のハブを作るべく、エントランスから最も近い、一号館の一階部分を大きく開放し、カフェなどの機能を配置することで他学部同士、そして地域住民との交流を図るもの。そのために、現在大学を強く囲ってしまっている柵を緑など用いることで柔らかく仕切り、地域住民もシームレスに迎え入れるエントランスへと計画するもの。先生からは1号館の1階部分をオープンにする方向は良いが、カフェという機能だけでなく、ハブにふさわしいプログラムを積極的に考えるべきという意見をいただきました。

大学をここまで俯瞰的に見つめ直し、より良いキャンパスの未来を考えたことは貴重な経験になるし、本大学の計画を、今後進めていく上でとても重要な研究になっていると思います。

来週は第一課題の最終発表になります。魅力的なパースや図面の表現を心がけ、初めて設計を見た人にも伝わるプレゼンテーションにしましょう!

TA:黒柳静希


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