科目名:大学院デザインスタジオⅠ 課題:金沢八景キャンパス 再編計画
担当教員:柳澤潤、酒谷粋将
非常勤講師:村松基安 TA:黒柳静希
2023.05.12(金)3.4講時目「大学院デザインスタジオⅠ」の第4回目の授業が行われました。今週は中間発表として、各グループ発表10分、講評15分で提案内容を発表してもらいいました。グループごとの発表内容を紹介します。
・グループ1:テイさん、温泉川さん
「自然×コミュニケーション」と題して、キャンパス内の緑地計画や新たな並木道を計画していき、八景キャンパスの中心に位置する中庭に周囲のスケール感と揃えながら緑の屋根をかけ、その下をbubble spaceとして他者の行為を共有し、その行動を可視化し、交流を誘発する計画。
・グループ2:伊藤さん、リュウさん
「開放」をテーマにキャンパス内の導線や、オープンチャーチの計画、現在は無計画に配置されている建物に統一感を出すための再生など、キャンパス全体をグリット状に構成する計画。建物の一階平面図に対する提案が丁寧で細部まで考えられていました。
・グループ3:飯濱さん、高田さん、谷中さん
こども園から小学校、中学高校大学まで、一つのキャンパスに収まっているのが関東学院の特徴である一方で、学年を超えた繋がりが一切ない現状が勿体無いと思い、室の木から六浦キャンパスまで伸びる動線を「緑のプロムナード」と名づけ、小中学生を引き込むと同時に六浦キャンパスの中庭とシームレスにつなげる計画。
・グループ4:栗原さん、田崎さん
「地域に知識と空間を還元する」というテーマから、正門からオープンチャーチを通って図書館に行くまでを主要の動線を計画し、地形やパーゴラ、水系などを交えたランドスープで緩やかに誘導することで、地域の人がより身近に図書館を利用すること目的とした計画。
・グループ5:小嶋さん、小西さん
授業終わりの学生同士、または学生と教員の交流を図るために、六浦キャンパスの中心に位置する7号館に新たな軸となる動線を計画し、オープンチャーチに流動的な屋根をかけることで雨の日にも人が滞留できる場所を確保する計画。
先生方の総評として、もう少しリアリティのある設計を心がけることと、夕方や夜、または四季折々の変化を想定し、雨の日や風の日、夏の暑い日など時刻や気候を意識した設計が必要という意見をいただきました。また、中間発表としてはどのグループも良い出来であったという評価をいただきました。
1/200の模型を作っているグループがありましたが、スケールが大きい計画になると、平面図を上から見下ろした計画に夢中になり、アイレベルでの視点を忘れがちになってしまいます。模型や3Dを活用し、アイレベルを意識しながら計画していきましょう。
TA:黒柳静希