2023年5月20日(土)、ビルディング・ワークショップの第5回目の授業が行われました。
初めに、グループごとの進捗状況と授業計画を照らし合わせて、全体スケジュールの確認をしました。来週には積算を行うため、図面や模型を作成して寸法を決めることが目標となります。
まだつくるものの方向性が定まっていないグループに対して先生方から、インプットを増やして良い要素を共有することで、それらを組み合わせたり発展させたりという新しいアイデアが生まれてくるのではないかというアドバイスがありました。
一方で、進捗の早いグループは授業開始時から模型作成に入り、どのような構造で成り立たせることが出来るかというスタディ模型と図面を複数案作成していました。今まで平面で捉えていたものが、模型という3次元の実体になったことで感じた違和感や改善点があったと思います。図面と模型を合わせてスタディすることが設計ではとても重要なことです。
授業の最後では、現時点までの進捗を全体で共有しました。グループごとに差はありますが、半分以上のグループが図面と模型がそろっていない状態でした。酒谷先生からは、人数をうまく振り分けて効率よく作業を進めること。イメージを言葉で伝えるのではなく模型や図面を用いて表現しなければ相手に伝わらない上に、自分自身でも評価が出来ないというアドバイスがありました。
全体的な印象として、頭で悩んでいる時間が大部分を占めているように感じます。まずは、手を動かして自分のイメージを形にしてみることで、新たなイメージが膨らんでくることもあります。自分の理解を明確にするためにも相手に伝えるためにも図面や模型で表現してみましょう。
TA 飯濱