課題:〈シェアタウン-暮らしを拡張する建築-〉
場所:5-503 3.4限(13:15~16:50)
担当教員:柳澤潤 教授
非常勤講師:矢野泰司、神永侑子
TA:栗原将希(M1)
2023年5月9日(火)「建築デザインスタジオ1」第4回目の授業が行われました。今週は
第一課題発表になります。A1 3枚以上に弘明寺のリサーチ内容をまとめて各グループ内で発表をし、その中でも優秀なリサーチを全体で発表しました。各班によってさまざまなテーマをもとに「自分たちの地図」やリサーチがまとめられていて、とても見応えがありました。
その中でもテーマ、リサーチ、プログラムなどが面白かったグループを紹介します。
柳澤班:大村未来さん、村上汐音さん
このグループは子育てをテーマとしています。子育てにおいてのこの街の3つの問題点を述べ、そのリサーチを踏まえ、集合住宅×なにかと、子育てを全面的に応援できる空間の提案をしていました。子育ての空間と一般の人との空間の境界をどのようにデザインしていくのかが、課題になってくるのでしょうか。
神永班:西澤瑛真くん
このグループは路地をテーマとしています。弘明寺におけるさまざまな幅の路地を地図にプロットをし、路地によって生まれる集住の可能性を見出していました。ただ、路地のリサーチはとても素晴らしい物なのですが、このリサーチとプログラムや敷地が噛み合っていなかったように感じたので、これからのエスキスによってどう変わるかが楽しみです。
矢野班:伊藤希さん、南部沙良さん
このグループはコミュニティをテーマとしています。弘明寺のコミュニティの現状をリサーチし、多世代の単独者のコミュニティのスケールが小さいことを発見していました。そのコミュニティを住宅×多目的スペースを作ることで、単独者から弘明寺にいる人々へと広がっていくのではないかと提案していました。しかし、多目的スペースが生まれるだけで、コミュニティが生まれるのか、多目的というよりかは用途を決めた空間の方がいいと、指摘がありました。リサーチ内容はとてもいいので、今後のプログラムが単独者にどう影響していくのかが楽しみです。
来週からは第二課題が始まり、集住の設計が始まります。第一課題のリサーチで得た情報をもとに、この課題テーマである、弘明寺という街で暮らしを拡張していき、身近なものと「参加する」という視点を忘れずに設計をしていって欲しいです。第一課題お疲れ様でした。
TA栗原