2023年5月6日(土)、ビルディング・ワークショップの第3回目の授業が行われました。
初めに、先週に引き続いてグループでつくりたいもののスケッチとプレゼンを行いました。先週に比べて敷地を見学している様子が多くみられ、コンベックスを使って実際の敷地の寸法を測っているグループもありました。キャンパスのどこに配置するかだけではなく、周辺環境の広がりを理解するためにも、実際の敷地のスケールをつかむことは重要なことです。
その後、グループごとにプレゼンを行い、全体で共有しながら先生方にアドバイスをいただきました。全体的な印象として、先生方のアドバイスをそのまま案に反映させている様子がみられました。先生方からは、あくまでもデザインの発想を飛躍させるためのアドバイスなので、それに沿った正解を出そうとせず、ヒントにしながら自分の作りたいモノのデザインを探究してほしいというアドバイスをいただきました。
授業の後半では、もう一度グループでスケッチとプレゼンを行い、グループとしての案の解像度を上げる作業を行いました。いくつかの班は具体的な案が定まりつつありましたが、グループ内で意見がまとまらないグループも見受けられ、酒谷先生からは、単なるなにをつくりたいかについての議論ではなく、なにを作ったらおもしろいかを軸として考えることが、新たな発想やグループの方向性につながるのではないかというアドバイスがありました。
次回からは、方向性が決まったグループから図面や模型を用いた具体的なスタディに入っていきます。これまでスケッチというあいまいなデザインイメージだったものに寸法を入れて図面を書いてみたり、模型という3次元のモノとしてつくってみることで、うまくいかない箇所や新たな発見が出てくると思います。そのようなスタディを繰り返すほど、自分たちが作りたいモノの解像度は上がってくるので、とにかく手をうごかしてみましょう。
TA:飯濱