2023年4月18日(火)は、まちづくりデザインスタジオⅠの第2回目の授業が行われました。
初めに、それぞれがいいと思う表現方法の、建築コンペ等のプレゼンボードを調べてきてもらい、発表・共有しました。今後自分がプレゼンボードをつくる際にどんな表現をしたいのかをイメージしてもらうのと同時に、人前で自分の意見を発表する練習の時間です。
次に、非常勤講師の萬玉先生からレクチャーをしていただきました。萬玉先生の設計事務所で実際に行ったプロジェクト「まちのような国際学生寮」や「関内テラス」「みなぶん」などの社会実験のお話と共に、「まち」をつくっているものは何なのか、「まちづくり」とはどういうものなのかを教わる貴重な時間になりました。2年生までの設計課題とは違う「まち」単位の大きなスケールでの課題をどんな風に捉えて設計の提案をしていくのか、考えることができたと思います。
授業後半では、グループに分かれてエスキスをしました。エスキス1回目ということもあり、まだ敷地を決めきれていない人や、具体的なプログラムを考えられていない人が多かったです。
酒谷先生からは、もっと思考の量を増やそう、そのためにも模型を作ったり図面を書いたりと手を動かす作業をしてアイデアを導き出していこうというお話がありました。エスキスをするにあたって、言葉だけで考えを説明するのではなく、模型や図面、スケッチなどの材料をたくさん持ってきて欲しいというアドバイスがありました。
萬玉先生からは、考えた敷地の場所や面積などをもっと具体的に調べようというお話がありました。また、このプログラムをつくることで誰がどんなアクションを起こすのか、という想像をしてもっとプログラムの解像度をあげようというアドバイスがありました。
Yap先生からは、このプログラムは誰に向けられたものなのかを明確にしようというお話がありました。そのために、考えたプログラムに関係する人物は誰で、どう関わってくるのかという相関図と、それをつくることで周りの環境にどんな影響を与えるのかというダイアグラムを絵に描いてみようというアドバイスがありました。
次回も引き続きエスキスを行います。まだあまり具体的なアイデアが出ていない人は、設計対象の地域について自分なりにリサーチをしてみるのもひとつの手段だと思います。この地域にはどんなプログラムが必要なのか、見えてくるかもしれません。アイデアが浮かんできた人は、それをスケッチしたり模型に落とし込んだりして、自分の考えていることを細かく先生に伝えましょう。頑張ってください!
TA:髙田