2023年4月15日(土)、ビルディング・ワークショップの第1回目の授業が行われました。
この授業では、グループに分かれて何をつくるかを考え、設計をして図面を起こし、材料を選定して施工をするという一連の建築生産のプロセスを実践的に体験します。
初めに、担当の酒谷先生から課題の説明があり、その後に非常勤講師の久山幸成先生と田畠隆志先生から、それぞれが手掛けられた事例等のレクチャーをしていただきました。当時のエピソードを交えながらのお話はとても興味深く、ときに笑いがありつつも学生たちが食い入るよう聞いている姿が印象的でした。
次に、先生方を交えて受講生同士で自己紹介を行い、自分の好きな建築家やビルディング・ワークショップで作りたいものを全体で共有した後、キャンパス内の特定の場所を指定してスケッチを行うことで、デザインアイデアのイメージを具体化します。15分という限られた時間内でのスケッチに苦労していましたが、全体的に現状のキャンパス内における課題を解消するためのモノを考えている学生が多い印象でした。
最後にそれぞれスケッチしたものをプレゼンし、似た要素や配置場所ごとに床に並べていきながらグルーピングを行いました。
次回からは、さらにこのグルーピングを参考にしつつ、自分たちのつくりたいモノの方向性を確定させていきます。いつもより周りを観察しながらキャンパス内での生活を過ごしてみたり、ふと思いついたアイデアをメモしておいたりと、日常のなかにも課題を進めていくヒントは落ちているはずです。そこから膨らませた自分の中にあるイメージを、スケッチや模型で形にするという作業を繰り返してみましょう。
TA:飯濱