4月11日に、第1回目の「建築環境・設備実験」の授業が行われました。
この授業では、これまでに学んだ建築環境工学・建築設備工学の理論的知識をもとに、設備設計に必要となる計算や演習の実施、また、ある条件の下で実験を行ったデータを分析してまとめる事等を通して、建築環境設備分野における実験技術・分析手法を学習することを目的とします。「電力設備(幹線)の実験」、「排水設備の実験」、「換気の実験」、「照明環境の実験」、「音響測定実験」の5つのテーマを、中村先生、大塚先生、遠藤先生、山口先生、そして、非常勤講師である加藤先生の5名の先生のご指導のもと、グループに分かれて学んでいきます。
はじめに、科目責任者である遠藤先生から講義の目的や概要説明、講義の進め方に関する説明があり、その後、それぞれのテーマを担当する先生方より挨拶と受講上の注意の話がありました。最後に加藤先生によるレポート執筆及び音響に関する基礎的な講義を行い、1回目のガイダンス講義は終了となりました。
レポート執筆の講義では、レポートを執筆することの目的や、文章の構成、文献調査の方法や図・表の書き方等、具体的なレポート作成方法を、丁寧に、かつ分かりやすく講義されました。音響に関する基礎的な講義では、音の定義や音の大小感覚、ヒトの聴覚の特徴など、音響測定実験を行う際の基礎知識について説明されました。
次回からはグループに分かれ、各テーマに沿った実験、レポートの作成を行っていきます。レポート作成は、手間と時間がかかります。しかし、卒業のために行う卒業論文の執筆のための訓練の一環として、手間を惜しまず、計画的に、全力で取り組んでいただきたいと思います。実験の授業を通し、建築環境設備分野における理解を深めていきましょう。
TA須田