担当:柳澤潤 准教授
非常勤講師:野上恵子(建築家)、高橋潤(建築家)
SA:手塚梨玖
2022年5月24日(火)「ハウジングデザインスタジオ」の第六回目の授業が行われました。本日は二回目のエスキスです。授業の初めに柳澤准教授から海外の集合住宅の事例を紹介していただきました。ただ商業の上に住戸が乗るようなものだけでなく、ファサードを意識したものも在り得るかもしれません。プログラム、プラン共に従来の形式に縛られない柔軟な提案を期待します。
先週と同じように、3班に別れてエスキスが進められました。自分の考えを形にしたコンセプト模型をしっかり作ってきた学生が多く、是非この調子で進めていって欲しいと思います。
簡単なダイヤグラムや写真といった、伝えることを意識した成果物を持ってきている学生がいました。中間・最終講評まではまだ時間がありますが、最後を意識しながら日頃から自分の考えを整理することはとても大切です。スケジュール管理を含め、先を見ながら進められる癖を是非つけてほしいです。
最後に各班から数名ずつ前に立ち、みんなで考え方を共有しました。柳澤班からは石橋さん・梅澤さん、高橋班からは、久住くん・高橋さん、野上班からは増田くんが発表を行いました。
以下、先生方から頂いたコメントの一部です。
・柳澤先生―自分の考えが住戸のプランとしてどうなっているのかを見せて欲しい。自然と建築との関係も考えて欲しい。
・高橋先生―街と建築と二項対立するのではなく、「街/建築、建築/街」というように、それぞれが染み出し入り込んでいくような、建築を目指して欲しい。
・野上先生―強く示すだけでなく、選択性が豊かさに繋がることがあるかもしれない。
とのことでした。来週は中間講評前の最後のエスキスです。まだ具体的に案が固まっていない人もいますが、最後のエスキスの時間を有効に使えるように、継続的に手を動かしていきましょう。
○感染拡大防止のために
・教室内では、常に換気を行う・マスクの着用・距離を取るなど配慮した上で授業しています。
・教室内に二酸化炭素濃度計を設置しています。数値が1,000ppm以上を超えると換気の悪い密閉空間であるとされています。本日は470ppm前後の数値を示しており、最大で520ppmであることを確認しました。
SA:手塚