まちづくりデザインスタジオ1

第11回 エスキースチェック

2022/06/28

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担当教員:酒谷粋将、中島弘貴、Yap Minwei、

TA:関拓海

2022.6.28(火)第11回建築再生デザインスタジオの授業ブログです。

はじめに、今課題で進めているスタディー模型を使ったパースを作成し、進行状況の確認も含めた情報共有を行いました。Adobe Photoshopを利用し空や人を合成するCGにチャレンジし始めている学生が多く見受けられました。引き続き来週も進めましょう。

 その後、各グループに分かれエスキースを行いました。Yap先生からの総評は、建築の形がちらほら見えてきておりスタディーが進んでいる一方で、まだリサーチから先が進められていない学生もいるとのことでした。プログラムが「駅」という大きな規模でああるため、駅の動線や待ち合わせ場所となるオープンスペース等、考えることがたくさんあります。なるべく早く形に出してスタディーを進めていきましょう。

酒谷先生からは人間以外の主体が一つではなく、たくさん登場するはずであるとのことでした。エスキースの中で出てきた例を挙げると、ある学生ははじめに「ツバメ」を主体に考え始め、ツバメは巣作りに軒下の梁や壁面に巣をつくるため、それに必要な建築の構造体が望ましいとなりました。次に、鳥のフンの問題が駅には必ずあり、一般的にはトゲ状のもので鳥を追い返す方法で対策していますが、そうではなくフンを土などに落とし、フンの中に消化されなかった種を発芽させる循環を考えました。そしてフンがたくさんたまらないよう、雨で自然と流れるような起伏のある地形が必要なのではないか…。このように、ツバメから考え始めたことが、フン、雨、地形といった様々なキーワード(主体)へとつながっていたことがわかります。またこれらのストーリーから人間主体ではないからこその新たな建築の構成も生まれてくるかもしれません。また、それらが巡り巡って人間にもプラスになるような建築が考えられると良いと思います。

 エスキースチェックは残り2回と少なくなってきました。最後まで全力で頑張りましょう。

TA:関拓海


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