まちづくりデザインスタジオ1

第8回 課題説明

2022/06/07

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担当教員:酒谷粋将、中島弘貴、Yap Minwei、

TA:関拓海

2022.6.7(火)第8回建築再生デザインスタジオの授業ブログです。

はじめに、先週行われた第一課題最終講評会で受講生みんなの課題となったパースを、ブラッシュアップして再度パースのみ展示・講評を行いました。講評の際先生方から以下のアドバイスがありました。最も作品の伝えたいことがわかる画で、基本的に人の目線の高さでパースを切り取ること。線の量を増やし、ipad等でそれっぽくごまかさない。時間をかけてその絵一枚ですべてを伝える思いで描くこと。来週再びパース講評を行う予定ですので、頑張りましょう。

続いて第二課題の課題説明が行われました。第二課題のテーマは「Regenerative Architecture 人間以外の主体と共進化する建築」です。本課題では、人間以外の主体との共進化 (co-evolving) を育むプロセスを実現する建築、Regenerative Architectureのあり方を探究します。建築には、様々な物質や生物が関わり得ます。食べ物やプロダクトがどこから来て、そしてどのようにゴミとして処分、あるいは再利用されていくのか。普段目にする植物や、鳥、虫は我々の生活にどんな影響を及ぼしているのか。今までこういった人間以外への主体やそのプロセスに無自覚だったのはないか。本概念は、(1)人間と人間以外の主体の関係性に着目し、(2)プロセスをデザインすることに特徴があります。従って、本課題では、着目する人間以外の主体を決め、2050年までの段階的なシナリオを描く中で変化する建築を考えます。本課題で対象とするのは京急金沢文庫駅です。様々な人や物が行き交う結節点である駅という機能に着目して、人間に限らない主体に良い影響を与えるような駅のあり方を考えます。

その後、新たに班分けしたメンバーで、人間以外の主体とは何かについて話し合いました。第二課題は非常に難しいテーマです。先生方もどのような建築になるか見えているものではありません。一緒に考え進めていきましょう。

TA:関拓海


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