7月16日、ドローイングワークショップの12回目の授業が行われました。
今回は、各自履いている靴をモチーフに描いていきました。
【講義】
まず、工業製品として「靴」の製法や素材、構造などを写真、動画、「観察スケッチ」を参考に観察をすることで「靴の奥深さ」、「全体と部分のバランス」を意識することの大切さを感じ取ってもらいました。
【靴の二面図】
最初に描くのは、履いている靴の二面図です。まず、手に持ち観察をし、スケッチブックに靴の上面図と側面図を描いていきます。その後、引き出し線で靴の色、素材を記入していき、各部位の詳細を色と言葉で伝えていきます。普段履いている靴を素材や色を意識して見ないため、感心している学生がいました。
【靴の立体図】
次に靴を描きたい向きに配置し、描いていきます。
靴の形状や素材などの詳細な部分を鉛筆や色鉛筆を用いて表現していきます。今までに無い形状や素材感をしているため難易度が高いドローイングとなりました。先ほどの成形図面のように上面・側面図とは違い立体感を表現しないといけないため、とても苦戦していました。特に靴の形状を決められない学生や靴紐に苦戦しており、先生やTAの指導を頻繁に受けていたり、率先して聞きに来る学生がいました。
今回、日常生活でもお世話になっている「靴」を対象にドローイングを行いました。自分が普段履いている靴には様々な色や素材が使われ、見る角度や使用感でいろいろな表情を持っている難しい課題でしたが、使用感やその靴の特徴をよく描けているところが印象的でした。今まで学んできたことをよく活かせていると感じ、とても嬉しく感じています。
今後もこの経験を活かして成長していってほしいです。
次がラストとなりますが、ラストも楽しくドローイングをして学びを深めてほしいです。
TA 阿部