6月4日、ドローイングワークショップの6回目の授業が行われました。
今回は、自分の体の一部である手を観察し、ドローイングを行いました。
【手のドローイング】
・科学者的に観察をする。
手の構造を知るために、骨・筋・筋肉・皮・しわと自分の手を見て、触ったり揉んだりして内部を想像しながら描いていきました。手の内部がどうなっているか想像しながら描かなくてはいけないため苦戦している学生がいました。
自分の体の構造を知る機会にもなったため、いい経験になったと思います。
・美術家的に観察する。
次に手に鉛筆を持ち、躍動感や立体感を持たせたポーズで描いていきました。
最初に書いた状態とは違い、手の向きやしわの深さなど難易度が上がった状態で描きました。手の大きさや指の長さ、鉛筆の長さなど全体のバランスをつかむが難しいという声があり、何度も何度も訂正し時間をかけて完成をさせていました。
最終的には自分の手を見る印象が変わったのかと思います。
最後に描いた作品を共有してもらうために、立ち歩いて作品の観察をしてもらいました。
自分で描いたものだけではなく、他の人が描いたものから得るものや見るだけではなく触ってわかることもあるため、視覚や触覚を十分に活かしてドローイングの経験を積んでほしいです。
TA 阿部