4月23日、ドローイングワークショップの3回目の授業が行われました。
今回は、円・楕円といった、角張っていない線や面を表現していきます。
【円・楕円】
まずは、円についての説明がありました。その後、円・楕円を正方形や長方形、対角線などの補助線を基に描いていきます。普段、描きなれない円や楕円に苦戦し、左右非対称になってしまう人や菱形のようになってしまう人などシンプルかつ難しい「円」に苦戦していました。
【円柱】
次に、先ほど練習し、苦戦した円・楕円の応用として、円柱の石こうモチーフを描いていきます。
輪郭となる長方形を描き、そこから視点に合わせた上面・下面の楕円を描いていきます。
円柱を見る角度によっては上下面の楕円の形は若干違うため、最初は同じ大きさにしてしまう学生や少し不格好な形となってしまう学生が多くいました。先生方の丁寧な指導により、時間が経過するごとに皆さん上達していました。
【紙コップ】
続いて、日常生活でも良く使用する紙コップをモチーフに描きました。
まずは、紙コップの特徴を捉えるために近くで見たり、実際で触ったりして観察をしました。
実際の紙コップは、側面が斜めになっており、逆円錐台の形状をとっていることや底面は上げ底になっているといった工夫がされています。
先ほど描いた円柱とは似たようで違う形状になっており、上下のバランスをとるのに苦戦している人が多くいました。また、コップの形状上、影の付け方も円柱と同様となるため遠目で見たり、友人や先生に確認してもらうなど工夫をしながら、描いていきました。
普段使っているものもデッサンを通じて、新しい視点を気付くことができるため、この経験が今後の力となってくれることうれしいです。
TA 阿部