2022年7月15日(金)
第13回目の建築設計製図です。いよいよ設計も大詰めになり、今回は第2課題「アートギャラリー」の模型提出です。それぞれ、どんな模型表現を凝らしてきたのでしょうか。
はじめに、すべての模型が机の上に並べられて全員で鑑賞していきます。
第一印象として、先週から大胆に形が変わった模型が見受けられ、これまでのエスキスよりも豊かな空間を形作ってきた人が多いと感じました。模型提出に向けて丁寧に形を組み立てていくなかで、空間の思いつきや興味が大きく湧いてきたのでしょうか。また、先週の神戸先生との構造のエスキスを交わした学生の多くは、その構造的な意匠がしっかりと反映されていました。「アートギャラリー」らしい進化を多くの模型に感じることができました。
一方で、酒谷先生からは全体的に模型の着彩や質感などの表現が少なく、例年に比べ白く薄く収まってしまっているという話がありました。ここは来週の最終提出に向けての明確な課題です。表現の仕方を先輩から教わったり、優れた模型を観察したり、はたまた自分だけの表現を試してみるなど様々なことに挑戦してみてください。
全体で模型の鑑賞が終わったのち、最後のエスキスが行われました。最終提出に向けてじっくり先生と打ち合わせをし、設計を修正していきます。
いよいよ来週でこの講義も最後です。春学期の設計をしっかり締めくくれるよう、最後まで設計を煮詰めていけることを期待しています。
※建築設計製図Ⅲでは、2つの教室に分散し、部屋の密度を下げ、飛沫防止パーテーションを立てて個人指導を行っています。講義中は、窓を開けるなどして常時換気を行うとともに、校舎入り口での検温・アルコール消毒を実施するなどの感染対策を行っています。受講者のみなさんは日々の体調管理に気をつけ、講義中はマスクを着用し、大きな声での私語を慎むようにするなど、安全に配慮して講義に取り組みましょう。
TA – 吉村 龍太郎