2022年6月24日(金)
建築設計製図Ⅲ、10回目の講義です。今回は第二課題になって2回目のエスキスチェックです。最初に神戸先生からは構造計画についてのレクチャー、大塚先生からは設備計画についてのレクチャーをしていただきました。
神戸先生からは、鉄骨造・RC造・木造の大断面集成材構造の3種類の構造を用いた建築物の施工の流れを、ギャラリーの事例を元にレクチャーをしていただきました。レクチャーの中で、「表現したい形やデザインをある程度決めてから、建物を支える構造の部分について考えていくべき。」というお話がありました。また、神戸先生自身がこの第二課題の美術館を設計した模型を参考として用意していただきました。
大塚先生からは、空調設備計画・搬送設備計画・採光計画・トイレの計画のお話をしていただきました。住宅よりも規模の大きい美術館の事例を元に、展示空間や人の動線、機械室の配置、光の入り方などのレクチャーをしていただきました。また、大塚先生が学生時代に書き上げた図面も参考として用意していただきました。
第二課題2回目のエスキスチェックの全体の印象としては、来週が中間提出という事もあり、スタディ模型を持ってきている学生が多く見られました。一方で、具体的な設計のプランを持ってきている学生が少なく、まだ悩んでいる様子でした。来週は第二課題の中間提出です。エスキスチェックの回数も残り少ないので、毎回のエスキスチェックを大切にし、設計を進めていきましょう。
※建築設計製図Ⅲでは、2つの教室に分散し、部屋の密度を下げ、飛沫防止パーテーションを立てて個人指導を行っています。講義中は、窓を開けるなどして常時換気を行うとともに、校舎入り口での検温・アルコール消毒を実施するなどの感染対策を行っています。受講者のみなさんは日々の体調管理に気をつけ、講義中はマスクを着用し、大きな声での私語を慎むようにするなど、安全に配慮して講義に取り組みましょう。
TA – 風間 楓