2022年7月7日(木)、第12回の授業が行われました。
今回の課題は二週かけて色を塗る作業まで入ります。講義の始めに、アクソノメトリック図の作図の手順とコツのレクチャーがありました。
アクソノメトリック図とは、物体を立体で表現する手法の一つであり、幅・高さ・長さを等倍で表します。書き始めの位置決めやどこから作図していくと分かりやすいかの講義です。30°と60°の線を駆使して書いていきます。駆使して書くのだけでなく、どの角度・向きで書いたら上手に表現できるようになるか意識して書いていきましょう。また、階段のある場所を積極的に書いていきましょう。
作図手順として、まず、30°と60°を駆使して、平面図を傾けて外側の線を描いていきます。最終的に見えない線は補助線として弱く作図するのですが、製図の時と異なり、作図のためのガイドの線なので最初のうちはある程度しっかり見えていることが必要だということです。
初めて描く図法で難しかったと思いますが、いつも以上に模型を観察していて、すべての柱と梁を薄く描き上げたりするなど、学生たちは様々な工夫をしていました。
特に階段の作図に苦戦している学生が多く見受けられました。階段の作図ヒント集も参照しながら、根気強く描いていきましょう。
最後に全体講評で、期末課題の出題がされました。今回取り組んだ模型課題と同じサイズの材料で作られた立体の平面図を読み取り断面図を作成するというものです。これまでの総復習にあたります。いままで取り組んできたことを振り返りながら、がんばりましょう。
次週はアクソノメトリック図を仕上げ、色を塗っていく作業に入ります。色の塗り方にも技術は必要です。色鉛筆を持参してください。
TA岩壁薫子 SA小西悠太